小さき森を愛する花  瑠璃唐草物語

瑠璃唐草の別名はネモフィラ。ギリシャ語のNemophila は、ギリシャ語の 「nemos(小さな森) + phileo(愛する)」が 語源とされています。そんな愛らしくも健気な花のように生きていきたいと思います。

大掃除が終わらない~、大掃除が終わらない~ウ~ル~♪


ブックオフ CM よむよむ君が行く「年末大掃除」篇

 

このCMを見るたび、苦笑いしつつも、今日は大晦日となりました。

 

ええ・・・エアコンやって、お仏壇やって、玄関拭いて、なんとか

大掃除、強制終了させました~~~。

 

クローゼットの換気扇は、今回パスってことで・・・。(見て見ぬふり)

 

小さなスワロフスキークリスタルの「猿」の飾りも御用納めですわ~。

 

でも、まだ「鶏」の置物買ってない・・・。

 

可愛いのが無かったのよね~。

 

こういうのが、いいわ・・・・可愛くて!

       ☟

 


ドコモ アップルペイCM 「憧れのApple Pay」篇 綾野剛 ポインコ兄弟

 

 

あ~~~けなげ~~~~。

弟の太っちょぶりが、他人事と思えないくらい、愛しいわ。

 

では、猿年・・・・去る~。

来るべき酉年に向けて、万歳三唱で〆ましょう!

 

 


ドコモCM 中条あやみ ポインコ兄弟 さんばーい!さんばーい!

 

今年もお世話になりました。

来年も、よろしくお願い致します。

今日は、お掃除モード

流石に、このままの流れで、何もやらないまま、また

年末ギリギリになって、バタバタしたくない!

 

そう思った私は、今日は、お掃除モードに突入!

家の一階も、二階も、一気に、拭き掃除ダ~~~~っ。

 

二時から初めて、五時まで掛ったわ~。

日頃、狭くて、あちこちブツカルくせに・・・。

なんで、拭き掃除すると、こうも広く感じてしまうのだろう・・・。

 

それは、私が、拭き掃除苦手だから。

 

いや・・・普通に、モップ掛けるだけなら、そうでもないのよ。

 

でも、本気モードの拭き掃除は、雑巾と、私と、床の三者で、じっくり

向き合って、ゆっくりと、やっていくのよ・・・。

 

これが、意外に辛いんだよね~。

しゃがんで拭いて行くから、腰が痛くって、痛くって・・・。

 

その上、お腹の贅肉が、邪魔で邪魔で・・・・。

これが、また疲れる原因なんだけど・・・。

一部屋終える毎に、ゼイゼイ言っちゃうわ~。

 

でも完了したら、実に、爽やか・・・・。

もう、お正月が来ても、いい感じじゃない?

 

いやいや、日頃、拭き掃除しない人が、こんなにマメに

やるなんて・・・・。

 

怪しい・・・・・。

 

明日、槍でも降らねばよいけど・・・。

 

はたまた、地震でも起きねばいいけど・・・・。

 

最近、小さく、ガクガクッって揺れてる感あるのよね~。

 

まあ、クリスマスまでは、要注意だな・・・。

 

 

 

 

そろそろ書くべき時なのでしょうかね・・・。 ツインソウル その⑫

まだ、ほんのさわりの部分しか書いていないのに、もう⑫まで

ナンバーを重ねてしまいましたわ・・・。

 

ドロドロの人間模様を書き終わるのに、一体、どこまで

ナンバリングが必要なのやら・・・・。

 

ひと昔前の話を、思い出し、思い出し書いていたら、

変なところで、引き寄せが始まってしまいましたよ~。

 

昨日の入力の仕事。

 

まあ、Mちゃんと同じ名前が、ずら~り!

勿論、珍しい名前じゃないけれど・・・。

普段は、2回入力するぐらいの頻度なのに・・・。

昨日は、10回近く入力することに・・・。

 

そして、極めつけは、Sが選んだ事務所のビルディング名と

全く同じ名前を発見! (噓でしょ~~~)

 

所在地の県名は全く違うけれど・・・・。

 

あんな変わった名前を付けるオーナーが、他にも居たんだ!

 

あんまりチンタラ書いてたら、ご本人とバッタリ遭いそうで、

怖いですわ・・・。 ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

さっさと書き終えて、このドロドロ劇を、電脳の海深く

沈めてやる~~~~~。(ゼイゼイ)

 

とは言いつつも・・・年末。

 

ただでさえ、主婦が忙しい筈の・・・・・年末。

 

その上、私は、実務講習の勉強もしなくちゃいけない身

だったわ~~~。

まだ、全くやってないっす~~。?

 

昨日は、隣の空き地に、これから家を建てる住宅メーカーさんが

挨拶に来られ、正月松が明けたら、工事を始めますとの

告知があった。

 

まじですか~~~。

 

明けたら、煩くて、勉強どころじゃ、ないんじゃないの~。

 

大掃除だって、今年こそ、楽勝で終われると思っていたのに~。

 

(ふ~、こりゃ今年中に、このシリーズ書き終わらないな・・・多分。)

 

ただ・・・今まで書こうと思っていても、筆が・・・・もとい

タイピングが、全く進まなかった私。

勢いがついている今、

最後まで、突っ走って書きたいわ~~~。

 

巷では、今年が、最後のクリスマスなんて、言われてるしね~。

 

自分の命と、この世界がある内に、女性遍歴というカルマの海を

流離う、ツインソウルの「業」を燃やして、完全燃焼させてやる~~~っ!

 

そう、それが私にできる、たった一つの事かも知れない。

 

私の代わりに、重たいカルマを持って、生まれたかもしれない

ツインソウルに対する、せめてもの償いとして・・・。

そろそろ書くべき時なのでしょうかね・・・。 ツインソウル その⑪

やっぱり出遭ってた・・・。

 

古い記憶を辿った時に、ぼんやりと思い出したことが

一つだけあった。

 

しかし、その思い出の輪郭は、掴みどころが無いほど、

儚い記憶のような気がしていた。

 

毎晩、お風呂に入りながら、記憶のテープを巻き戻す私。

 

そう、そう、確か、27・・・8の頃。

3つ年下の友人から誘われて出かけた、吉野ケ里。

 

当時、私は、全く古代の遺跡とかに興味が無くて、

「どうしよう・・・」と思ったのだが・・・。

久しぶりに、彼女が誘ってくれたのだから・・・と

思い直して、出かけたのだった。

 

吉野ケ里自体は、田舎の、のんびりした場所にあったのだが、

そんな場所にも関わらず、門の前には、既に行列が出来ていた。

「並んでまで見る程のものかしら・・・。」そんなネガティブな

気持ちを、抱いて行列に並ぶ私。

ただ、並んでいる間も、久々に会った彼女との会話は、思いのほか

弾んだ。

 

いつの間にか、私たちの後ろにも、行列が出来ていた。

「いつ頃、入れるのかしらね・・・。」

 

かなり長い時間を待たされて、私たちは、流石に退屈し始めた。

すると、私たちの、真後ろに並んでいた、若いカップルと

目が合った。

「こんにちは」

「こんにちは~」

 

「どこから来たの?」

気軽に話しかける私達。

彼女は北海道、彼は、埼玉から、はるばる来たのだという。

 

「へ~遠距離恋愛なんだね・・・大変そう・・・。」

そう突っ込む私たちに、彼は、言い辛そうに答えた。

「いえ、まだ僕たち、そんな関係じゃなくて・・・。」

「え~てっきり恋人同士かと思ったのに~。」

「知り合ったばかりなの?そんなに遠くて、一体どこで

知り合ったの? あ、大学が一緒とか?」

 

「いや、そういう訳でも無いんですけど・・・。」

そう答える彼女は、透明感のある、まるで妖精みたいな

ピュアな雰囲気を醸し出していた。

 

「女の子は、可愛いけど、男の子は、パッとしないな~。」

と、心の中で、思わず採点してしまう私。

 

そんな他愛のない会話をしているうちに、いつの間にか

列は進み、会場の中へ入ることが出来た。

案内の人の説明を聞き、公園内を廻る私達。

 

高床式の住居の中にも入れるようだ。

しかし、困ったことに、当日、私は、ロングのプリーツスカートを

履いていた。

まさか・・・こんな梯子を上って上がるって知ってたなら

こんな格好してこなかったのに~。

後悔しても、あとの祭りである。

 

スカートを抑えつつ、梯子を上る私。

スカートに気を取られていた私は、上り切った所で

低い天井の鴨居に、頭をぶつけてしまった。

「あ~痛い!」

「大丈夫?」

思わず、心配そうに顔を覗き込む友人。

「あ、大丈夫よ・・・油断しちゃったわ。」

「気を付けてね、まだ、あと2つ櫓もあるわよ~。」

 

「うん、ありがと~。」

今度は、用心して登る私。

なのに、また鴨居に頭をぶつけてしまった。

「ちょっと、本当に大丈夫?」

「あ~私、なんてどんくさいのかしら・・・。」

情けなくなる私。

「今度こそ、気を付けてよ」

「大丈夫よ、流石に、三度ぶつけたら、バカでしょ~。」

 

自分で、そう言ったにも関わらず、私は、またもや、ぶつけてしまった。

友人は、呆れるのを通り越して、笑いを我慢していた。

後ろから来ていたカップルも、もはや笑いをこらえるのは

難しかったらしい・・・。

 

「なんで、三度もぶつけるかな~」

 

「私だって、気をつけてたのよ~、でもね大丈夫って思った

瞬間、何かに、頭を持って行かれたのよ。

まるで、誰かに、手で、鴨居へと引っ張られたみたいだったんだから~。

 

笑いを堪えきれず、クスクスと笑っていたカップルだったが、

私の、そんな意味不明な説明に、何故か、男の子だけは

急に、真顔になったのだった。

 

笑いが起こったことで、私たちと、そのカップルは、急に

仲良くなった。

 

もうそろそろ、公園巡りも終わろうかという頃に、急に

男の子が「一緒に、写真を撮りましょう!」と

提案してきた。

「あら、二人で撮ったらいいじゃない。撮ってあげるわよ。」

そう言って、二人を並ばせ、写真を写す私。

「じゃね~」

 

そう言って、帰ろうとすると、「やっぱり記念に写真撮って

下さいよ~お姉さんがた~。」と男の子が追いかけてきた。

 

写真嫌いの私は、断ったのだが、なかなか、男の子は

納得してくれない。

仕方なく、一枚だけ写真を撮った。

「写真、送りますよ~住所教えてください。」

そう言う男の子に、

「いいわ、要らない、捨てて頂戴。」と言って

手を振る私達。

しかし、尚も追いかけて、住所を、しつこく聞こうとする男の子。

 

とうとう、友人が折れて、自分の住所を教えていた。

ぽつ~んと残された彼女の表情を見ていた私は、

男の子に、説教を始めた。

 

「あのね、デートで来ててさ、他の女の写真撮ったり、

住所聞いたり、どういうつもり?」

「もっと彼女大切にしなさいよ! あんなにかわいい子なのに!」

 

そう息巻く私に、彼女の方は、諦めたみたいに、

 

「いつだって、こうなんですよ・・・。」と寂しそうに答えた。

 

「何ですって!いつも、こうなの?」

 

呆れる私達。

 

「いや~綺麗な女性を見ると、放っておけないんですよ~」

 

「どの口が言うか・・・どの口が!」

 

呆れかえった私たちは、可愛い女の子に、同情しつつ、公園を後にした。

 

後日談として、写真は、友人の元に送られて来なかったとの

ことである。

 

だったら、撮りなさんな・・・・である。

 

 

もう、既に、二十歳の頃から、女性に対する尽きせぬ興味

って奴が、芽生えていたんでしょうかね~。

 

お前は、イタリア人か!

 

やれやれ・・・・。

 

思い出した私だったが、全く笑えないエピソード。

 

どんな出会いだよ・・・・全く!

 

この思い出は、私の心の中に、ひっそりと仕舞っておくこと

にして、S本人にも、他の誰にも話さないと、私は決めた。

 

 

そろそろ書くべき時なのでしょうかね・・・。 ツインソウル その⑩

私は、家のお風呂にゆっくり浸かりながら、今日起こった

不思議な出来事を、考えていた。

 

一体、何が起こって、自分の感情や、体の制御が効かなくなって

しまったのだろうか・・・・と。

 

誰の説だったか忘れたが・・・。

 

汗の成分には、その人のDNA情報が含まれていて、相手のDNA情報を

知らず知らずのうちに、判断して、自分にとって敵なのか味方なのかを

判断できるのだとか・・・。

 

男女間で言うと、自分のDNAと、尤も遠い種類のDNA配列の人を、

好ましい相手と判断するらしい。

 

はて・・・・そういう理由で、震えと涙が出たんだろうか・・・?

 

だとしたら、有り得ないぐらい、離れた種類のDNA配列だったって

ことだよね~。

 

奴は、宇宙人か!? (爆)

 

当時の私は、まだツインソウルという概念を、知らなかった。

 

ただ、前世は信じており、おそらく前世でご縁があったから、こうして

出遭って、その前世を知っている「魂」が、泣いたのかも・・・という

結論に達したのだった。

 

ただ、そう考えても、まだ引っかかる何かが、残っている気がした。

 

前世だけだったのかな・・・・・。

 

何となく、今世でも、どこかで会った事があるような気がして、仕方なかった。

私は、過去の自分の記憶を、ゆっくりと辿ってみたものの、はっきりとした

記憶は、蘇って来なかったのだった。

 

 

こんな不思議な状態に、同時に陥ってしまうという、共通の体験をした

私達だったが、月曜日の、通常の業務に戻ると、何事も無かったかのように

お互い、振舞った。

だってね~、説明のつかない事象を共有したからって、急に距離が

縮まるという訳でも無いし・・・。

縮まりたくもないっていうのが本音。

(ただでさえ、距離感が近いんだもの!)

 

ただ、その現象のことは、何となく、お互い気にしている気配は

感じていた。

 

そんな気配を知ってか知らずか・・・。

 

二十代Mの、アピールが、日に日に、あざとくなっていった。

 

「ねえねえ、所長~~、明日、お休みじゃないですか~

どっか一緒に、出掛けましょうよぉ~。」

「え~、どっか行くって言ってもさ、俺、こっちの土地勘

殆ど無いんだぜ。」

「どっか楽しい場所とか、お勧めの所とかある?」

 

まんざらでも無さげに、答えるSに、Mは、ここぞとばかり

ちょっと遠方の場所を勧めてきた。

 

「隣の県になるんですけど~、吉野ケ里遺跡とかどうですか?

櫓とか、出土した古い時代の遺跡とか、展示してあって

公園にもなってるし・・・楽しいと思うんですよね~。」

 

このMの申し出に対するSの答えは、意外なものだった。

 

「あ、吉野ケ里ね・・・俺、昔、行った事あるわ。」

 

「え~~~っ、行ったことあるんですかぁ~。

土地勘無いって言ったじゃないですか~~~。

北関東に住んでたのに、何で、あんな田舎に行ったこと

あるんですか~?

まさか・・・・・彼女と旅行・・・・とか?」

 

ちょっと拗ねたような素振りで、口を尖らして尋ねるMに

 

「まあね・・・昔・・・ちょっと・・・。」

 

Sは、そう答えると、黙り込んだ。

 

Sの想定外な答えを聞いて、私の中で、何かが、弾けた気がした。

 

「昔って、どれぐらい昔なんですか?」

思わず、私は、そう尋ねていた。

 

「そうだな・・・二十歳の頃だったかな・・・。」

 

「随分前ですね・・・そう言えば、私も、一度だけ友達に誘われて

行ったことありましたわ。」

 

私の答えを聞いていたSは、急に

 

「他にさ、もっと楽しそうなとこ無いの?」と話題を変えた。

 

「え~~、じゃ、今日、カラオケいきましょうよ~。」

「一緒に歌いたいし・・・。」

 

「カラオケね~・・・考えとくわ。」

 

誇りを被った、セピア色のフィルムが、カラカラと音を立てて

回りだしたような、そんな感覚が、私の中に芽生えた。

 

 

 

やっぱり・・・出遭っていたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ書くべき時なのでしょうかね・・・。 ツインソウル その⑨

Sが、私の質問に答えるべく、私のPCの側に寄って

来た時に、それは起きた。

 

 

相変わらず、パーソナルエリア、ガン無視で、顔を

横向けてしまえば、うっかり頭をぶつけてしまうぐらいの

距離感で、「え~っと、確か、シフトキーを押しながら、

これを押したら、出てくるんじゃなかったっけ・・・。」

 

そう言いながら、実際にキーを押すS。

 

私は、気付かれない程度に、体を反対側へずらした。

まだ若干、汗ばむ季節だったせいか、Sの体臭を

微かに感じてしまった。

 

普通、35過ぎると、男の人って、加齢臭が漂い始める

のがセオリーだと思うのだが・・・。

意外にも、Sの体臭が、十代から二十代にかけての

若い子独特の匂いがすることに、驚いた。

若いのは、見た目だけじゃなかったんだ・・・。

妙に感心する私。

 

アンチエイジングの秘訣は、やっぱり、女性遍歴の賜物

なんでしょうかね~。」

なんて、嫌味な事を、心の中で呟く私。

 

顕在意識の私は、Sの事を、どこか軽蔑し、冷ややかな目で

見ていたのだ。

 

それなのに・・・・それなのに・・・・。

 

どうして・・・。

 

一体、何が起きてしまったというのだろう・・・・。

 

 

Sが、近寄り、彼の体臭を、うっかり嗅いでしまった途端、

私の体は、急にガクガクと震えだしたではないか!

 

 

「えっ!?」

 

 

私は、自分の体に起こっている変化に、狼狽えた。

 

 

「何で・・・何で・・・何が起こったの!?」

 

 

震えは、止まるどころか、ますます激しくなり、

誤魔化す事すら、難しくなってきた。

 

「どしたの? 寒いんだったらクーラー止めても

いいんだけど?」

 

「いえ、大丈夫です。 風邪引いたのかもしれません。」

 

私は、やっとのことで、そう答えた。

 

Sは、訝し気に私の事を見たが、直ぐに、踵を返して、自分の

席へと戻って行った。

 

何が起こったか、混乱している私だったが、とにかく、この

震えを止めなければと、必死で、足を踏ん張り、入力を

続けようとした。

 

しかし、足に力は入らないわ、指は震えるわ、頭はパニックに

なるわと、もう、自分自身で制御ができない状態となってしまった。

 

とうとう、しまいには、悲しくも無いのに、涙が溢れて、声を押し殺して

号泣状態へと陥ってしまった。

 

その上、丹田の辺りから、何かが、渦を巻きながら、私の体を押し包む

ような気がしてきて、自分の意識が遠のくのでは・・・という

危機感に襲われた。

 

恐らく、後姿でも、ガクガク震えているのは、解ったのだろう。

Sが、また近づいてきた。

声を掛けようとしたようだったが、私が、声を出さずに

号泣しているのに気づいたのだろう。

 

そのまま、そっと、その場を離れ、自分の席へ戻ったようだった。

 

いきなり声を殺して号泣する、意味不明な、おばちゃんを見て、

さすがのSも、掛ける言葉がなかったのだろう・・・。

 

「俺、何か悪い事したか?」

 

彼は彼なりに、理由を探していたかも知れない。

 

やっとのことで、震えと号泣をナダメすかし、私は、PC

から離れて、自分の机に戻った。

 

 

すると、今度は、Sの様子が変だった。

 

 

自分の席に座ってはいたものの、彼は、酷く落ち着かない

様子で、ソワソワし、しきりに、臍の辺りを気にしていた。

 

やっと自分を取り戻した私は、「どうかしたんですか?」

と、今度はSに、尋ね返した。

 

「いや・・・・何でも・・・何でもないよ。」

「俺、そろそろ帰るわ・・・。」

 

「そ・・・そうですか、お疲れさまでした。」

私が、きちんと施錠して帰りますので・・・。」

 

「解った、じゃお願いするわ。」

 

そう言い残すと、Sは、上着を羽織り、早々に事務所を

立ち去った。

 

残された私は、「今起こった事」が、一体何だったのか?

少しばかり、気になりながらも、仕事を片付け、事務所を

閉めたのだった。

 

解っていたことは、あの号泣した感情が、決して私の顕在意識

ではないこと、だけだった。

 

 

そして、丹田の辺りから、渦のように出てきた状態と、

似た体験を既に、以前にも経験したことがあることを、思い出したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ書くべき時なのでしょうかね・・・。 ツインソウル その⑧

Sが、北関東営業所での引継ぎを終わらせ、正式に

福岡へと赴任してきた。

それまで福岡の所長だったYは、一端、Sの部下となり

係長職へと降格された。

 

どうやら、この人事は、Sを高く評価している統括部長の

差し金のようだった。

 

Yは、確かに、営業レディ達の人選を誤り、自分の手に負えない

とんでもない人たちを、入社させてしまっていた。

その結果、営業成績は上がらないのに、営業レディの待遇改善

ばかりを要求され、ポケットマネーから、費用を出す羽目に

陥っていたのだった。

 

多くの営業レディ達は、割に合わないからと、次々に辞めていったが

本当は、一番辞めて欲しい大ボスが、登社拒否したまま、席だけは

残っているという状態になっていた。

私も、この大ボスのお陰で、随分苦汁を舐めさせられたが、

所長も変わるという事で、改めて、その大ボスが、退職届を

持ってくることになった。

 

しかし、彼女は、新しい所長であるSを見た途端、退職を

撤回するなどど、言い出したのである!

 

まさか・・・・保険の営業で所長まで上り詰めた職歴のある、鬼のような

還暦大ボスまで、「例のフェロモン攻撃」で、撃墜されてしまった

のだろうか・・・。

 

しかし、Sは、彼女が福岡営業所で犯した様々な事件を把握

しており、冷静に、退職願を出すように促した。

 

「お~~S グッジョブ!」

 

思わず、この時ばかりは、私は、心の中で、Sの事を

応援した。

 

実は、これには、本社の意向が、随分と働いて居たらしい。

不満ばかりで、売り上げ0であるにも関わらず、大ボスの

反旗に乗って、規定以上の待遇を求めた、おばさん達を

雇うぐらいなら、何の色にも、固定観念にも染まっていない

新卒の子を雇う方が、上司もやり易いし、結果として数字が

付いてくる・・・・という考え方に纏まったらしいのだ。

 

それで、まずは、戦犯の大ボスと、病気で2か月以上、会社を

休んだ営業レディが、首切りの対象となったのだった。

それを見ていた、最年長のおばさんは、「次は私かしら?」

なんて慌てていたが・・・。

 

「大丈夫、真面目で、仕事熱心だったのは、Yさんも、私も

他の社員さんも知ってるから、全力で守って見せるわ。」と

私たちは、力強く、励ました。

 

幸い、最年長のおばさんは、着付けの免許も持ち、元々

裕福なお家の奥さんなので、そういう貫禄のある人が

一人くらいは居た方が、会社にとっても好都合ということで

首は免れた。

 

結局、古株の中で、新体制発足時に残ったのは、SとY、男性営業マン

年長のおばさん、二十歳のM、そして事務の私。

という何とも、寂しい結果となった。

 

しかし、春には、14名もの新人が入社してくる。

新体制発足の為か、別の営業所からも、新しい営業マンが

赴任することに決まった。

 

事務所の移転先選びも、そろそろ大詰めを迎えようとしていた。

 

そんな中、事務所の場所やら、広さやら、納入する事務機器やら

どうしても、Sと相談して決めて行かなけらば成らない事が

増えて行った。

 

通常の事務処理は、事務処理としてあるので、時折、私は

仕事を片付ける為に、土・日のうち、一日出社することが、多くなった。

まあ、がやがやしているよりは、一人で、自分のペースで

電話にも出ることなく、事務処理ができるのだから、

そっちの方が、効率が良かったのだ。

 

しかし、単身赴任して暇なのか、行く場所が無いのか、

大して用事も無いくせに、Sは、土日出社してくるように

なった。

 

「所長、せっかくの土日なんですから、天ブラ(天神をブラブラ)

するとか、月曜の為に英気を養うとか、なさったらいかがですか?」

 

私は、遠回しに、「邪魔」ってことを言いたかったのだが・・・。

 

「いや~家に居てもさ、何もすることないし、落ち着かないんだよね~。」

などど言って、全く私の意を介そうとはしなかった。(鈍感な奴め)

 

まさか、無言で、何時間もオフィスで仕事する訳にもいかず、

時々、世間話をしつつ、事務処理をするという形に、どうしても

なっていった。

当時、私は、恥ずかしながら、文書を打つことは出来たものの、

ワープロを多用していたために、PCには不慣れで、記号文字を

出すのに、どこのキーを押していいのか、度々迷うことがあった。

 

あまり聞きたくはないけれど、教えて貰わねば先に進まないので、

私は、Sに「すみませ~ん、〇〇記号文字って、どのキーを

押せば出てくるんでしょうか?」と大声で叫んだ。

 

私は、事務所の端っこに置いてあるPCの前に座っていたので

Sが、座っている所長席から、「何何のキー」って叫んで

貰えばよかったのだが・・・。

 

まあ、ご丁寧に、わざわざ私のPCの所まで来て、

「コレコレ、このキーと一緒にシフトキーを押して・・・」

と教えてくれたのだった。

相変わらず、あの距離感で・・・。 (はぁ・・・・)

 

さすがに、この距離感にも、すっかり慣れていた筈だった。

 

しかし、次の瞬間、私に思いもよらない事が起こったのだ。